我が家には子どもが4人います。「ねぇ、おかあさん」と何気なく子どもが呼んで来た時、「なぁに♪お母さんっていい匂い♪」と私が童謡のフレーズで答えると、子どもたちは笑顔になります。

お子さまが「音楽家になる／ならない」にかかわらず、幼いころから素晴らしい音、愛のある調べに触れて育ったお子さまは、きっと感情豊かで幸せな人生を歩むことでしょう。

しかし、時に音楽の習得は練習が伴うため、時に「苦行」のように感じるときもあります。中学生以降になると、お子さまは、受験や部活などの両立で忙しくなります。

途中でレッスンをやめることになった生徒さんは「音楽に挫折した」と感じて、ピアノに触れるのをやめてしまう人も少なくありません。

そんな時にわたしは、「音楽を“ひと休み”しただけ」と考えてもらいたいと思っています。「挫折」ではなく「ひと休み」と考えれば、一時的に音楽から離れても、人生のどこかで必ず再び出会えるはず。その時、子ども時代に培った技術や感性は、大人になったお子さまの人生を支え、豊かに彩ってくれるでしょう。

私自身が、歌うことを途中であきらめても、やはり人生の喜びも悲しみも成長も、音楽の力で乗り越えてきました。

生徒のお子さま方にも、将来にわたって音楽が心の支えとなるような、幸せをつくる音楽指導をさせていただきます。